日本人「スーツ離れするぞ!」40年前から言ってるけど全然スーツ離れしてない件

ブラックな労働環境 人生

大手4社が苦戦に転じた理由は、ビジネスマンの“スーツ離れ”が大きいと考えられる。クールビズの普及によって職場のカジュアル化が進み、それに触発されて通年でもカジュアル化に流れている。

 よほどの堅い職種や冠婚葬祭くらいでないと必ずしもスーツでなくても済むようになっている。テイラードジャケットとそれに合うパンツ(業界用語ではジャケスラ、ジャケパンと呼ぶ)を着ていれば仕事上でも無礼とは見なされない。こうなればスーツが売れるはずもない。

 スーツの着用人口そのものが減っていることは間違いない。もっとも人口の多い団塊の世代(現在は70歳前後)は、定年退職の年齢延長が増えているとはいえ、リタイアしている人は多い。リタイア後はスーツの着用機会が減り、カジュアルやホームウェアを着ているだろうから、彼らに買い替え需要や買い足し需要は期待できない。

出典:ビジネスマンが「スーツ離れ」で紳士服チェーンの苦戦続く

最近はスーツを着てないですね。

いとこの結婚式で着たのが最後だった気がします。

わたしも普段はオフィスカジュアルで過ごしています。ユニクロやGUのチノパン・ノーアイロンシャツ、7000円くらいのジャケットで出勤しています。

ユニクロのビジネスウェアは安いし、とにかく快適。

一度オフィスカジュアルに慣れてしまうと、上から下までかっちりとしたビジネススーツで固めるのはつらいです。

夏場はクールビズでジャケットも不要ですし、ますますスーツ業界は苦戦するでしょうね。

特にレディーススーツなんて、就職活動しか使わないよね。

日本の気候にスーツはあっていない

年収に悩むサラリーマン

そもそもスーツは西洋の衣服です。寒い地域の人間が首元までしっかり保温するためにネクタイを使うわけで、革靴も同様です。

一方、日本は高温多湿の気候ですから、スーツとの相性は最悪。

湿度が高いので革靴の中は蒸れて、みずむしの原因にもなります。サラリーマンの足が臭くなるのも無理はない。

それなのに「冷房は28度」とかいう、意味の分からない慣行がまかり通っています。

ジャケットとシャツは、体表の熱を逃さないため、仮に着ようものなら夏は最悪です。

結局、この国には昔ながらの草履(ぞうり)や和服が一番適しているということですよ。

タレントのマツコ・デラックスも、「真夏のスーツは法律で禁止すべき」と主張していましたね。

みんなサンダルにアロハシャツで勤務すれば良いんだよな。
(こち亀理論)

それでもスーツはなくならない

外回り営業サラリーマン

日本の気候にスーツは全然適していないのですが、それでもスーツ文化が無くなることはありません。

なにしろ40年前からスーツ離れなんて言われていても、まだスーツを重視する人間が多いんですから。年配の上司なんかは服装にうるさいです。

1982年の12月の日経新聞に『父は我慢、スーツ離れ加速――買い替え伸ばす、バーゲン待ち』なんて記事が出ています。

ビジネススーツには、組織活動・集団活動をするうえで、規律や礼式を演出する意味もあります。学校の制服も同様で、集団活動に都合が良いわけです。

日本人はこういった集団マナーをとことん重視しますので、スーツが持つニーズは大きい。

外国人向け不動産サイトでは日本のスーツマナーについて、次のように解説されています。ちょっと和訳してみますね。

The first thing you may be wondering when it comes to dressing properly in Japan is what is acceptable to wear to a client meeting, job interview or regular office job? As you look around, you may think that Japanese business attire is the same as in Western countries. However, there are several subtleties to keep in mind as you dress for business.

Japan is a communal culture, where it is key to blend in. While a suit in Western countries can include some variety in color and design, in Japan it’s important to stick to black or navy with a neutral shirt and tie.
出典:https://www.realestate-tokyo.com/living-in-tokyo/japanese-culture/japans-dress-code/

日本においては、クライアントとのミーティング、就職の面接、または通常のオフィスでの仕事をするときなど、(外国人にとって)何を着てよいものかと心配になりますよね。

周りを見てみると、日本のビジネスの服装は欧米と同じだと思うかもしれませんが、日本ではビジネススーツを着る際に留意すべき微妙な点がいくつかあります。

日本は共同体の文化であり、周囲に溶け込むことが重要です。

西欧諸国のスーツには色やデザインにさまざまなものを含めることができますが、日本ではニュートラルなシャツとネクタイ、ブラックやネイビーにこだわることが重要なのです。

―和訳ここまで―

まさにこのとおり。

日本人は周りから浮かないように、波風を立てないように「ビジネスマナー」という不合理を崇拝し続けます。

ですから今後、オフィスカジュアルが広がっていっても「スーツ文化」はまだまだ根強く残っていくこと思います。

今はユニクロなどのファストファッションストアで、格安のジャケット・パンツを売っています。両方合わせても1万円弱。これは強いですよ。ガンガン着回しできるので、わたしはもうずっとそれでいいかなと思っています。プライベートにも流用できるので、お得ですし。

一方、普通のスーツショップでスーツ一式買うと、2万円はしますよね。

消費者がどちらを選ぶかは一目瞭然です。

これから先、スーツ会社はカジュアルウェアにも舵を切っていくことが求められますね。洋服の青山とかAOKIにはぜひ頑張ってもらいたいものです。

今はジャケパンでもOKな企業が多いし、わざわざスーツを作る意味もなくなってきてるもんね。

 

スーツ会社は新しい業態を考える時期に来てるのかも。