理想論を振りかざすのはブラック企業の特徴【夢?やりがい?アットホーム?】

沈んだ顔のサラリーマン キャリア

世の中には「やりがい」を搾取する会社がたくさんあります。

・お客様の笑顔を世の中で一番大切にしています。
・お客様に一生記憶してもらえるくらい営業をがんばります。
・世界のネット技術を変革します。
・想いを実現する会社です。
・日本中を幸せにする会社です。

とか、私企業としてはありえなくらい大げさな看板を掲げる会社が無数に存在します。

こうした巨大な理想論を掲げた中小企業は、とにかく社員を大切にしません。夢のような理想論を振りかざし、社員をボロ雑巾になるまで使い潰すのです。

また、好条件を提示していたのに、実際に入社してみるとその実態はブラックだったという会社もたくさんあります。

あなたも次のような会社に心当たりはありませんか?

あまりにも理想的すぎる企業理念は危険なサイン

ガッツポーズをするサラリーマン

「夢を作る」とか「ビジネスを変える」とか「日本一を追求する」とか、ブラック企業はとにかく大げさな企業理念を掲げたがります。(比較的若い、中小企業に多い印象です。)

立派な企業理念を掲げること自体は、悪いことではありません。大きな目標に向かって、努力することは大切なことです。

しかし、こうした無謀とも思える企業理念の裏側では、ワンマン経営者が社員に対して過大な要求をしていたりするものです。

わたしが以前アルバイトで働いていた小さな会社では、壁一面に、偉人や戦国武将の名言が書かれた紙が貼ってあり、まるで取り憑かれたかのように、それらを声に出して読まされました。

今思うと、かなり不気味ですし、異質な労働環境だったと思います。

そこの経営方針も、業界でナンバーワンを目指すというものでしたので、非常にきつかったです。

「出来ないなら努力しろよ」「もっと数字とれるよな?」「○○さんに気に入られるまで、何度でも営業に行って、頭を下げてこい」そんな怒号が飛び交っていました。そこでは社員もアルバイトも関係ありませんでした。

ワンマン経営者が夢を語るような企業には要注意です。馬鹿げた誇大妄想に付き合わされる社員はたまったものではありません。

美しい企業理念は、ブラックな実態を隠すため

終電帰りのサラリーマン

美しい企業理念を全面に打ち出すのは、ブラックな実態を隠すという効果もあります。美しい言葉は、人に夢を見させてくれますよね。

・明るい社風です。
・家族のような会社です。
・プライベートでも仲が良い。
・みんなで一致団結して月間目標を達成しています。
・夢のためにみんなで頑張っています。
・アットホームで居心地がいい職場です。

こういった言葉を並べている会社は、ブラックな気配が漂いますよね。

明るい社風といえば、聞こえはいいですが、明るいという言葉の裏側には「根性」「気合」「努力」というような体育会気質が見え隠れします。

こうしたキャッチフレーズを掲げている会社は、社員の結びつきが悪い意味で強いです。

プライベートにまで介入されたり、わけのわからない自己啓発本を買わされたり、土日も勉強会や交流会という名目で駆り出されたりするのです。

役に立たない社員や付き合いの悪い社員は、容赦なく仲間はずれです。

職種にカタカナを使いたがる企業は怪しい

職種や役職をカタカナでかっこよく飾るのもブラック企業にありがちなケースです。

クリエイティブスタッフ、サポートマネージャー、アミューズメントスタッフ、マーケティングプランナー、セールスプランナーなど、よくわからないカタカナでなんとなくおしゃれなイメージを演出することもよく見受けられます。

普通に営業職とか営業事務といえばいいのに、あえてセールスプランナーという言葉を使うことで、過酷そうなイメージをごまかしているのです。

こうした言葉には、就職・転職活動の際にも気をつけたほうが良いでしょう。

少数精鋭で活躍できる、という言葉には裏がある

ブラック企業には、少数精鋭をウリにしているところも少なくありません。

うちは少数精鋭だからすぐに活躍できるよ。
そのおかげで職場の人間関係は密接だし、上司との距離も近いよ。

この言葉も危険です。

少数精鋭といえば、なんとなく選ばれしエリート集団のようにも思えますが、日本の総合職の場合、よほどのことがない限り、そんな少数で回せるような専門的な仕事は転がっていません。

人数が少ないということは、一人当たりの労働時間を長くしてハードな労働を強制するということが想像できますよね。

人数が少ないと、その分、一人あたりの責任も非常に大きくなります。

人数が少ないために自由に休めなかったり、下手をすると会社に泊まり込みをしたり、そんなことを社員に強いるブラック企業が腐るほどあるのです。

会社に泊まるサラリーマン

「成長できる」とか「ノルマ無し」という言葉を信じてはいけない

沈んだ顔のサラリーマン

採用サイトなどを見るとよく書いてある言葉ですが、そもそも「仕事で成長できる」とか「ノルマは無いから安心」とか、そんなことはわざわざ言わなくても良いことです。

仕事をするのはお金をもらうためであり、生活するためです。精神的に成長するために仕事をするわけではありません。過酷な営業や上司からの厳しい指導のことを、あえて「成長」という美しい言葉で表現しているのでしょう。

また「ノルマ無し」という言葉もあえて自分から言うくらいですから、たかが知れています。

「ノルマは無いけど自主的に目標を立てろ。低すぎる目標は立てるなよ。あと、前年度の実績より成績が悪くなったらどうなるかわかってるよな?」と言われる可能性だってあるのです。

歩合給が導入されている場合、成績が上がらなければ給料は増えません。完全歩合給の場合は、自分で高いノルマを設定しないと給料はゼロになってしまいます。

そもそもノルマがなければ、どんな会社であろうと破産してしまいます。「ノルマ無し」という概念は、そもそも営利企業にはありえないことなのです。

社員のテンションが高そうな会社に注意しよう

テンションの高い会社

企業の採用ページを見れば一発でわかりますが、みんなで海外旅行に行ったり、BBQの写真を載せていたり、水着で集合写真を撮ったりしている会社は非常に怪しいです。気合の入ったポーズをしているような集合写真にも要注意です。

テンションが高い演出をするということは、ブラックな実態の裏返しなわけです。

「夢」とか「やりがい」とか「充実した仕事」といったふんわりしたキャッチフレーズを押し出すだけで具体的な待遇を示さない会社では、行き過ぎたノルマや気合・根性といった精神性を要求される可能性が高いです。

仕事は生活の大きな部分を占めるので、やりがいや充実感も働く上では大切な要素ではあります。しかし抽象的な文言を並べて夢を語るだけの会社は、「社員の働きに対してお金で評価することはない」と公言しているようなものです。

見せかけだけのかっこいいキャッチフレーズ、甘い言葉には気をつけましょう。

もちろん全部が全部、ブラック企業ではない

最初からこの会社はブラック企業だと決めつけるのはよくありません。実際に社員に話を聞いてみると、本当にすてきな会社だったというようなケースもあります。

ただ、甘い言葉には気をつけたほうが良いでしょう。やりがいを搾取しようとする会社はたくさんあります。転職を考えるときには、こうした言葉に簡単にだまされないよう注意が必要です。

無理なく転職をするために

転職を考えるサラリーマン

もし、あなたがブラック企業で働いていて、そのことで悩んでいるなら転職を考えてみてもいいでしょう。いつまでも苦しい環境に身を置く必要はありません。今は転職市場が盛り上がっており、完全に売り手市場です。

「そもそも今のわたしに転職なんてできるの?」

そう思ってしまうのも無理はありません。今の環境を変えるのは怖い、その気持もよくわかります。でも、いつまでも苦しい職場にいるのは辛いですよね。

過酷な労働環境のせいで、そのうち身体を壊してしまうかもしれません。メンタルを病んでしまうかもしれません。

そうなれば将来は最悪です。結婚はどうしよう、ローンも払えない、親の介護もある、子どもだってほしい、老後はどうなる・・・? ブラック企業は、あなたの将来をなにひとつ保証してくれないのです。

ですから、身体を壊す前に転職に踏み切ってほしいのです。でも、いざ転職をするぞ!というときに、どうすれば上手くいくのでしょうか。

自分一人で転職をするのは心細いものですよね。情報もない、スキルもない、職務経歴書も書いたことがない・・・。初めての転職には不安が付き物です。

そんなときこそ転職エージェントを使おう

転職エージェントは、専門のエージェントが担当になり、わたしたちの転職活動をサポートしてくれるという無料のサービスです。

・キャリアカウンセリングによる適性の相談
・将来のキャリアの相談
・業界研究
・職務経歴書の添削
・面接日の調整・設定
・面接対策、面接後のフィードバック
・給与や労働条件の交渉

上記のような面倒な作業をすべてサポートしてくれます。すべて転職活動のプロがサポートしてくれるので、かなり心強い味方になってくれます。転職のいろはを、基本から教えてもらえます。

プロ目線で自分の市場価値を判断してもらうこともできますし、業界の動向を教えてもらうこともできるほか、エージェントは非公開求人を抱えているため、転職をするにあたって損をすることがありません。

また、エージェントとの面談のなかで自分では気づかなかった、強みや弱みを客観的に把握できるのもポイントです。

本当に転職を成功させられるのか不安という人でも、面談するなかで自分の意外な特性を見つけることができるので、憧れの会社や他業種への転職も視野に入ってきます。

身も蓋もない言い方をすれば、現職を続けながら転職活動をするのは思っている以上にハードなので、現実的にはエージェントを使わざるを得ないとおもます。

世の中にはいくつかのエージェントサービスがありますが、まずはマイナビとDODAに登録しておくことをおすすめします。

マイナビジョブ20'sに登録する

転職ならDODA

公式サイトに、簡単なプロフィールを入力すれば、エージェントからの連絡が来るので、しっかりと面談してもらいましょう。

現職がブラック企業なので、今よりも条件のいい会社を希望しているということを伝えましょう。

ここで転職エージェントの業界知識が生きてきます。エージェントは裏話や業界に詳しいので、残業時間や労働の実態なども、出来る限り調べてもらいましょう。

ブラック企業からホワイト企業に転職するには、やはりプロのサポートが欠かせません。

転職エージェントは登録だけでもOK

とりあえず登録しておけば、エージェントが情報を集めてくれますし、相談するだけでも悩みの整理になります。悩みを吐き出してすっきり出来るのも、キャリアカウンセリングのメリットなのです。

なお、エージェントが転職活動を強要することは絶対にありませんので、安心して利用できます。

エージェントに当たり外れがあるので注意

転職エージェントを利用するうえで、注意が必要な点もあります。エージェントもひとりの人間ですから、相性が悪い場合もあります。

なんとなく話が合わない、質問に答えてくれない、態度が悪いなど、そのようなエージェントも多少は存在します。こればっかりは仕方のないことなので、担当を変えてもらいましょう。

ブラック企業にやりがいを搾取されないために、自分の居場所はしっかり探そう

転職エージェントを利用しよう

世の中にはやりがいを搾取する会社が多いです。正確な情報を集めることで、そういった甘い言葉を掲げるブラック企業とマッチングする可能性を減らすことが出来ます。

そのために、プロのエージェントを活用するといいでしょう。彼らは情報サイトだけではわからない、業界の生きた情報を提供してくれます。

転職エージェントの登場により転職のハードルはかなり下がっています。利用は無料なので、まずは簡単に登録だけでもしておくといいでしょう。条件の良い会社とのマッチングに、ぜひ役立ててみてください。